【ポケモン剣盾シングルシーズン6】火力指数330,240!虫統一でできる超火力ハメコンボ!一刀両断ヤクデアントパレス!
みなさま、こんにちは。
鶏川ささみと申します。
今回は虫統一パでもできる超火力全抜きロックコンボを紹介させていただきます。
まずはマルヤクデ・アイアント・イワパレスの3体を選出します。
【流れ】
まず、先発のマルヤクデでいきなり「キョダイヒャッカ」を使います。
「キョダイヒャッカ」の効果で相手が交代できなくなったら、すぐにアイアントに交代します。
次にアイアントで「なかまづくり」を使い、相手の特性をなまけにします。
ここまで決まったら、イワパレスに交代します。
そしてイワパレスで一度「まもる」を使い攻撃を防ぎます。
次のターン、イワパレスで
「とおせんぼう」を使い、なまけ状態の相手を完全に逃げられなくします。
「まもる」と「からをやぶる」を交互に使いながら、攻撃と素早さを最大まで上げていきます。
後は最大までこうげきの上がったイワパレスの
威力160のメトロノーム「れんぞくぎり」で全抜きを仕掛けます。
見慣れない技とアイテムかと思いますがとんでもない超火力が出るので、後述の個体解説にて詳しく説明させていただきます。
【個体】
マルヤクデ@ねばりのかぎづめ
特性:もらいび
性格:わんぱく
努力値:HP252 ぼうぎょ196 とくぼう60
実数値:207-135-121-99-118-85
技構成:ひのこ/とびかかる/はたきおとす/おにび
「キョダイヒャッカ」の効果で相手を倒さずに拘束するのが仕事です。
「キョダイヒャッカ」のバインド効果は、「ほのおのうず」等の技とは違って
技を使ったポケモンが場を離れても持続するので、安定して後ろのポケモンに繋ぐことができます。
「ひのこ」を採用している理由は、「キョダイヒャッカ」の火力をできるだけ落としたいからです。(拘束した相手を倒してしまうとコンボがつながらないので…)
本当はとくこうの個体値が0のものを採用したいのですが、入手が困難なので最高の個体を使っています。
努力値は対応できる相手を増やすために、バランスよく耐久に振っています。
例えば、ダイマックス状態で、ウオノラゴンの先制「エラがみ」を確定耐えします。
特性:なまけ
性格:ようき
努力値:HP252 とくぼう4 すばやさ252
実数値:165-129-132-x-68-177
技構成:なかまづくり/であいがしら/アイアンヘッド/ばかぢから
マルヤクデから交代し、きあいのタスキで一撃を耐えてから
逃げられない相手に「なかまづくり」でなまけを感染させるのが仕事です。
「なかまづくり」はダイマックスされると失敗してしまうので注意が必要です。
特性:がんじょう
性格:いじっぱり
努力値:こうげき252 ぼうぎょ4 すばやさ252
実数値:145-172-146-x-95-97
技構成:れんぞくぎり/からをやぶる/まもる/とおせんぼう
アイアントで「なまけ」を感染させることができたら、すぐにこのポケモンに交代して全抜きを狙います。
イワパレスに交代して最初に行動ができるターンは、相手から攻撃が飛んでくるので、「まもる」で防ぎます。
次のターン、相手はなまけて行動できないので、「キョダイヒャッカ」のバインド効果が切れる前に「とおせんぼう」をして完全に相手を逃げられなくします。
ここまで成功したら、相手の行動ターンには「まもる」を、なまけターンには「からをやぶる」を使い、攻撃と素早さを最大まで上げます。
あとは最大まで攻撃の上がった「れんぞくぎり」を当てて、相手の3体をすべて倒していきます。
「 れんぞくぎり」とは、虫タイプの威力40の物理技で、この技を連続で当てるたびに
威力が2倍に増えていくという特徴があります。(最大威力160)
威力40⇒80⇒160と増えていきます。
この「れんぞくぎり」の仕様が「メトロノーム」というアイテムと、とても相性がいいのです。
「メトロノーム」とは同じ技を連続して使う度に威力が上がるという効果の
アイテムで、かかる倍率はこちらです。6回目以降は2倍という凄まじい倍率です。
1回目 | 2回目 | 3回目 | 4回目 | 5回目 | 6回目以降 |
1 | 1.2 | 1.4 | 1.6 | 1.8 | 2 |
つまり3回「からをやぶる」を使った「イワパレス」の6回目以降のメトロノームれんぞくぎりは
こうげき実数値688からの技威力160×1.5×2=威力480の一撃となり
火力指数は驚異の330,240となります
172×160×1.5×2×4=330,340
(攻撃×技威力×タイプ一致補正×アイテム補正×ランク補正)
これはむしタイプの技が4倍弱点の
耐久無振りカラマネロに対して2847.2~3354.0%のダメージとなり
が28~33体倒れる計算となります。
もし「れんぞくぎり」や「メトロノーム」の倍率が足りず一撃で倒しきれなかった場合でも、イワパレスの特性「がんじょう」で相手の一撃を耐えて、「れんぞくぎり」を上からもう一度放つことができます。
モスノウ@あつぞこブーツ
特性:こおりのりんぷん
性格:ひかえめ
努力値:HP12 ぼうぎょ12 とくこう252 とくぼう4 すばやさ228
実数値:147-x-82-194-111-114
技構成:れいとうビーム/むしのさざめき/ギガドレイン/ちょうのまい
虫統一で重いトゲキッスにも抗える点が優秀です。
素早さ調整は
「ちょうのまい」1積みですばやさ171(環境に多いアイアント抜き抜きドラパルト抜き)です。
デンチュラ@いのちのたま
特性:ふくがん
性格:おくびょう
努力値:ぼうぎょ4 とくこう252 すばやさ252
実数値:145-x-81-149-80-176
先発で出して「ねばねばネット」や「でんじは」を撒いたりと相手の先発に好き放題されないようにできるポケモンです。
でんきタイプを持っているため、トゲキッスにも抗える点が優秀です。
オニシズクモ@オボンのみ
特性:すいほう
性格:いじっぱり
努力値:HP252 こうげき252 ぼうぎょ4
実数値:175-134-113-x-152-62
技構成:アクアブレイク/こごえるかぜ/ねばねばネット/ミラーコート
すいほう「アクアブレイク」による高火力、「こごえるかぜ」や「ねばねばネット」による起点作成、「ミラーコート」による重いポケモンの強行突破ができます。
オニシズクモの「ミラーコート」は非常に有名なため、このポケモンもまた、相手の先発トゲキッスに「ダイジェット」で暴れられることを抑制できます。
【終わりに】
マルヤクデ⇒アイアント⇒イワパレスのコンボが決まればとても気持ちよく逆転できる構築です。
しかし、「マルヤクデ」のとくこう種族値が90もあるため
どれだけ威力を落としても「キョダイヒャッカ」の火力が想定以上に出てしまい
拘束ダメージと合わせて、相手の先発ポケモンを倒しきってしまうことがあり、コンボが決まらなくなってしまう点が一番の課題だと思いました。
(火力を落としてハメたいのであれば、とくこうが低く、ダイマックス技が同じ効果を持つ「サダイジャ」で「どろかけ」をもとにした「キョダイサジン」を使う方が安定すると思いました。)
アイアントの「なかまづくり」をする際に相手にダイマックスをされてしまうことが多々あり、そこも課題だと思いました。
(こちらがダイマックスを先に切ってしまっているので、相手はダイマックスを温存する理由があまりなく、よほど受け系のポケモンでもない限り、ダイマックスしてアイアントを倒そうとします)
……なまけ「なかまづくり」を警戒されたわけではないと思います。
イワパレスまでつなげることができれば、勝てる試合が多いと思いきや、
実は主軸となる「れんぞくぎり」にはとんでもない欠陥があり、
技を外すか失敗すると上がった威力が元に戻ってしまうのですが、
相手に「まもる」や「ダイウォール」をされて防がれた場合にも威力が40に戻ります。
さらに「メトロノーム」の効果も最初の1.0倍からになります。
これをされてしまうと、いくらこうげきが6段階上がっているとはいえ、威力40の通りの悪い虫技で相手のダイマックスポケモンを突破しなくてはならなくなります。
つまり、相手の方が「れんぞくぎり」や「メトロノーム」の仕様を知っていた場合、勝利することは非常に困難となります。
非常にマイナーな戦法なので、仕様を知らない方も多いとは思いますが……
ロマンを求めないのであれば「れんぞくぎり」ではなく、きあいのタスキやばけのかわを貫通でき、安定した威力の出る「ロックブラスト」を採用するのも面白いと思います。
綱渡りですが、タイプ統一パーティでロックをかけて全抜きするコンボは珍しく、
新感覚で決まった時は楽しいと思うので、よろしければ使ってみてはいかがでしょうか!
最後まで読んでいただきありがとうございました。